歯が原因で副鼻腔炎？驚きの病名「歯性上顎洞炎」
風邪のような症状が続くとき、その原因は意外にも歯にあるかもしれません。そう、歯が原因で副鼻腔炎を引き起こすことがあるのです。その名も「歯性上顎洞炎」。今回は、この病気を経験し、克服した私の体験談をお伝えします。
突然の歯痛と臭い、そして大量の鼻水
ある夜、突然右上の奥歯に強い痛みを感じました。痛み止めを飲んで一時は痛みが和らぎましたが、その後、不快な臭いと大量の鼻水に悩まされるようになりました。耳鼻科を受診したところ、診断結果は副鼻腔炎。そして驚くべきことに、その原因は歯だったのです。
歯性上顎洞炎とは？
私は10年ほど前に奥歯の虫歯の治療を受けていました。その治療した歯の根元が何らかの原因で炎症を起こし、その炎症が奥歯のすぐ上にある副鼻腔、上顎洞にまで広がっていたのです。この状態を「歯性上顎洞炎」といいます。
歯性上顎洞炎の治療
私の治療は、歯科医と耳鼻科医の共同作業で行われました。まず、歯科医が炎症を起こしている歯を抜き、膿を出します。続いて耳鼻科医が、副鼻腔の腫れた粘膜や、残った膿を取り除きます。約2時間の手術でしたが、その結果、私はすっかり回復しました。
まとめ
手術後、私の体調は大きく改善しました。不快な臭いもなくなり、呼吸もしやすくなり、とても楽になりました。この経験から、歯の健康が全身の健康にどれほど影響を与えるかを痛感しました。今後は、定期的に歯医者に通い、虫歯や歯周病の早期発見・予防に努めたいと思います。
ひとこと：皆さんも、歯の健康管理は全身の健康管理と同じくらい重要だということを忘れないでください。歯のトラブルが身体全体に影響を与えることもあるのです。定期的な歯医者の訪問と、早期発見・治療によって、健康な歯を保ち、健康的な生活を送ることができます。私の「歯性上顎洞炎」の体験談が、皆さんの健康管理の一助となれば幸いです。
